『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』感想
エグめの忍版ロミジュリって思った(つまり好きでしかない)
わりと突飛なものが多かった忍術勝負に反して、クナイが刺されば命を落としてしまうのも現実味があってよかった。
如月左衛門さんが特に好きなキャラクターでした。本格的な戦闘シーンに登場するまでは、天真爛漫でおてんばな妹のお胡夷ちゃんと対照的に、どこか飄々としていてつかみどころのないクールな兄様………という印象だったけど。
新情報を耳にして「なに!?!?」って言っちゃう左衛門さんも、夜叉丸さんに化けて蛍火さんと初めて再会(初めて再会……)したときにめちゃくちゃもだもだしちゃう左衛門さんも、はじめに思ってた以上に人間味あふれる方でもう……はあ……すきです…………
そして、やっぱり左衛門さんとお胡夷ちゃんは兄妹なのだなあーと思った。泣けた。左衛門さんとさよならしなきゃならなかった回話はショックで失神するかと思った。忍びの方々の必殺術は、どんなに強くてもやっぱり最強ではなくて、諸刃の剣という言葉でも形容しがたい、憂いを帯びた力なのだなあと…。ああ嗚咽が止まらない
(家族ネタに弱いので、如月兄妹のエピソードと刑部さんとお父上・船上の旅芸人父子のエピソードで号泣した)
ただただエグくて血も涙もない忍びのアクションアニメかなって、何の前知識もなく視聴を開始したけど……いや……これ……観るべき…………観て良かった…………闘うべきもの守るべきものを命を賭して遂げた二十人の忍者に想いを馳せながら新たな出会いを探しに旅立つこととする……バジリスクありがとう!!出会えた良かったあ!!!!!!!!!!!ウエーーーーン
〜完〜